【最大200万円の補助金】神奈川県感染症対策事業費補助金とは?
神奈川県内の事業者向けに感染症対策事業費補助金の受付が始まっています。
この補助金では、
- 非対面サービス向けの設備投資
- WEB会議システム、会計ソフト等のITサービスの導入
- コロナ対策の設備導入
などの幅広い経費が対象となる補助金です。
この記事では以下の点を解説します。
- 補助金の対象となる企業
- 補助金はいくらもらえるか
- どのような経費が対象となるか
- 補助金の申請の仕方
- 採択のポイント
神奈川県内の企業で補助金の申請を検討している方はぜひ読んでみてください。
神奈川県中小企業・小規模企業感染症対策事業費補助金とは?
中小企業、小規模企業のコロナ対策費用に対しての補助事業を神奈川県が行っています。
補助金の対象となる企業は、
- 神奈川県内の事業所で補助事業を実施
- WEB登録して発行された「感染防止対策取組書」を掲示している
- 中小企業者、NPO、社団法人、財団法人であること
が条件です。
神奈川県内に本店がなくても、事業所が神奈川県内にあれば申し込むことができます。
以下の「感染防止対策取組書」を掲示することが補助金申請の条件です。
以下の神奈川県のページから登録・ダウンロードができます。
http://www.pref.kanagawa.jp/docs/z7a/guidelines.html
補助金の申請条件が非常に緩やかで申請のしやすいタイプの補助金となっています。
注意点としては、
直近の
神奈川県の再起促進事業費補助金で採択がされていないことも条件となっています。
こちらの補助金の採択を受けた事業者は、補助金を受けることができません。
ほぼ同じ条件で募集をおこなっていた補助金なので重複して申し込みができないようになっています。
補助金はいくらもらえるのか?
補助金には以下の3つのコースがあります。
- 非対面型ビジネスモデル構築事業・感染症拡大防止事業
- ITサービス導入事業
- 生産設備等導入事業
それぞれのコースでもらえる補助金は以下の様になっています。
補助金上限額 | 補助率 | |
非対面型ビジネスモデル | 100万円 | 3/4 |
ITサービス | 100万円 | 3/4 |
生産設備導入 | 200万円 | 3/4 |
生産設備導入事業で採択されれば、最大200万円の補助金をもらうことができます。
例えば、200万円の新しい設備を導入する場合は、
補助金150万円がでますので、実質50万円で導入することができます。
補助率が高くなっているのが特徴の補助金です。
どのような経費が対象になるか?
対象となる経費には以下のようなものがあります。
- テイクアウト用の器、調理器具の購入、ウーバーイーツの登録・利用料等
- 店舗に設置したつい立、ビニールカーテン
- マスク、消毒液、フェイスシールド
- Zoom等のWEB会議システム導入
- テレワーク支援する会議システムの導入をしたPC購入費用(補助上限10万円)
- 美容室でのオートシャンプー台、バックシャンプー台の導入
- 飲食店舗でのウッドデッキの設置
- オンライン販売を開始するためのECサイトの制作
- CADソフトの導入
- オーダーエントリーシステムの導入
- キッチンカー、宅配バイクの購入
上記の中には、私がお手伝いさせていただいたもので実際に認められたものも含まれています。
他にも様々な経費を対象としていますが、経費として認めてもらうにはポイントがある印象でした。
神奈川県の補助金の特徴としては
- オンライン会議システムを導入すればPCの購入費用が10万円まで補助される
- キッチンカー、宅配バイクが条件があてはまれば経費として認められる
- 令和2年4月7日までさかのぼって経費が認められる
といったものになります。
通常の補助金にはない特徴なので、他の補助金の申請と迷った場合は上記の点を検討してみてください。
補助金の申請の仕方
補助金の申請は以下のような手順で行います。
- LINEコロナお知らせシステムへWEB登録をする
- 感染防止対策取組書がダウンロードして、店舗、事務所等に掲示
- 募集案内・実施の手引きを確認
- 対象となる経費の検討
- 補助事業計画書を作成
- 申請用の資料を集めて補助金申請書を作成
- 神奈川県感染症対策補助金班へ書類を郵送する
神奈川県の補助金記載例、対象経費など補助金の申請に慣れていない方は
分かりづらい部分もあると思うので、補助金申請に慣れている知りあいの同業者に聞くか
専門家を活用してみてください。
私も色々補助金申請をお手伝いさせていただいてますが、
今回の神奈川県の補助金については
- 経費が対象になるのか、ならないのか
- どのコースに当てはまるのか
- 申請書の記載事項に何を書くべきか
といったことが資料からなかなか判断ができず迷う部分があり
いまだに未知の部分があります。
また審査担当でも意見が違うことがあります。
申請件数は通常より多くなっているそうで、
WEB上での採択件数、採択者のデータ等もないのでどのくらい採択のハードルが
厳しいのか分かりません。
同様の条件の前回の補助金では、事務所でお手伝いさせていただいた方が
全申請採択されています。
採択率10%~30%といった難しいタイプの補助金ではないと思います。
補助金採択のポイント
神奈川県の補助金に採択されるポイントとしては、
- コロナ感染症との関連を明確にする
- 対象経費に該当性の判断
- 必要書類の添付を忘れない
の3つが大きなポイントとなる印象です。
補助金のコースは3つありますが、補助金の大きな目的はコロナ感染症の対策に対する補助なので
どのコースにおいても書類の中で関連性を明確にする必要があります。
通常の販路開拓やコロナとの関連が薄いと対象経費として認めてもらえないでしょう。
また、募集案内・実施の手引きをよく読まないと
対象とならない経費で申請してしまう危険もあるので
きちんと手引きを読んで経費が該当するか判断しましょう。
また、補助金に必要な添付書類が不足していると、それだけで不採択になってしまうので気を付けてください。
まとめ
神奈川県の中小企業・小規模企業感染症対策事業費補助金は対象となる企業が広く
さまざまな経費を認めてもらえる使いやすい補助金です。
神奈川県内の事業者の方はぜひ検討してみてください。
以下が補助金の詳細ページとなります。
https://www.pref.kanagawa.jp/docs/jf2/shokibohojyo_koubo4.html
私の事務所でも申請サポート行っておりますのでご依頼の方は
0466-54-7778
または
よりご相談ください。
1980年生まれ。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科修了後、研究所研究員、プロギタリストを経て司法書士・行政書士として「司法書士・行政書士事務所 ローライト湘南」を運営。専門は法人設立、融資サポート、営業許可、不動産活用。法令知識と経験で企業の問題解決のコンサルティングを行ってます。
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